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旅券画像はゲストのスマホで暗号化。チェックイン「Private Check-in」のコンセプトを公開し、実証にご参加いただけるホテルを募集

株式会社UPBONDは、外国人宿泊者の旅券画像をゲスト自身のスマートフォンの中で暗号化し、ホテルの通常業務には必要な情報と確認結果だけを届けるチェックイン「Private Check-in(プライベートチェックイン)」のコンセプトを公開しました。あわせて、実証にご参加いただけるホテル・ホテルチェーンの募集を始めます。

コンセプトは「守るために、持たない。」。読める旅券画像を日常の業務の画面に持ち込まず、暗号化したデータの保存先と、それを開くための権限を分けて管理します。攻撃を防ぐことに加えて、防ぎきれなかったときに何が読まれてしまうかまでを考えた設計です。

詳しくは Private Check-in のページ をご覧ください。

紹介動画(1分37秒)

※ 画面はコンセプトを説明するためのイメージです。実際の画面・手順は、施設ごとの運用と所管の保健所等への確認を踏まえて決めます。

背景:予約情報をねらう攻撃が相次ぐなかで

2026年は、宿泊予約に関わるシステムやOTAの管理アカウントへの不正アクセスが国内で相次いで公表されました。予約内容を知っているかのような相手から、宿泊客にカード情報の再入力や支払いを求めるメッセージが届く事例も報告されています。

外国人宿泊者の旅券の写しは、法令にもとづいてホテルが保存する大切な記録です。一方で現場では、旅券画像を見られる従業員や委託先が多く、閲覧権限の棚卸しにも手間がかかります。万一、旅券画像が流出すれば、説明・補償・信用への影響は大きくなります。

Private Check-in の3つの設計

設計 内容
スマホで暗号化してから送る ゲストは予約案内のリンクから、自分のスマートフォンのブラウザでチェックインを始めます。アプリは要りません。旅券画像は端末の中で記録ごとに暗号化してから送信します
通常業務には、必要な情報と確認結果だけ フロントの画面に出すのは、予約・必要な項目・本人確認の結果です。旅券画像は通常業務の画面には表示しません
保存先と、開ける権限を分ける 暗号化したデータの保存先と、復号に必要な権限を分けて管理します。保存先から暗号化データを持ち出されても、復号の権限がなければ旅券画像として開けません

必要なときの開示は、二者承認で

警察などから法令にもとづく要請があったときは、ホテルの権限者と、ホテルから独立した管理者の二者が、対象・目的・宛先・期限を確認して承認します。開示するのは対象の記録だけで、承認・閲覧・出力はすべて記録に残します。この仕組みには、UPBONDが特許を取得した鍵リカバリーの技術(暗号文と復号鍵を、別々の主体で管理する考え方)を応用します。

法令との関係

旅館業法施行規則は、宿泊者名簿を作成の日から3年間保存することを定めています。Private Check-in は、宿泊者名簿・対象となる旅券の写しと、ゲスト本人用の任意のコピーを分けて管理します。本人用のコピーを削除しても、法令にもとづく保存は別に扱われます。

※ 旅券の写しが必要となるのは、日本国内に住所を有しない外国人の宿泊者です。

※ 旅館業法への対応を目指した設計です。暗号化した写しの保存や現地での本人確認の具体的な方式は、実証に先立って所管の保健所等に確認します。

※ 本サービスは、漏えいのリスクをなくすものではありません。保存先から暗号化データを持ち出されたときに、旅券画像として読まれる危険を小さくするための設計です。

実証パートナーの募集

Private Check-in は現在、実証に向けた準備段階です。1施設から、ゲストの登録完了率・チェックインの所要時間・開示手続きの記録などを一緒に確かめていただけるホテル・ホテルチェーンを募集します。

段階 内容
ご相談 現在のチェックイン手順と、旅券の写しの保存・閲覧の実態をうかがいます
確認 対象施設の所管の保健所等への確認と、現場の運用設計を一緒に進めます
実証 1施設で実際のゲストにご利用いただき、結果をもとに本導入をご判断いただきます

※ 実証の時期・条件は、確認の結果を踏まえて個別にご相談します。

ご相談は Private Check-in のページ または お問い合わせ からお寄せください。