UPBOND Private Check-in コンセプト公開・実証パートナー募集

守るために、持たない。

旅券画像は、ゲストのスマートフォンの中で暗号化してから送ります。ホテルの通常業務には、必要な情報と確認結果だけ。読める旅券画像を日常の画面に持ち込まず、保存先と復号の権限を分けて管理します。

※ 画面はコンセプトを説明するためのイメージです。実際の画面・手順は、施設ごとの運用と所管の保健所等への確認を踏まえて決めます。

2026年は、宿泊予約に関わるシステムやOTAの管理アカウントへの不正アクセスが国内で相次いで公表されました。予約内容を知っているかのような相手から、宿泊客にカード情報の再入力や支払いを求めるメッセージが届く事例も報告されています。

外国人宿泊者の旅券の写しは、法令にもとづいてホテルが保存する大切な記録です。だからこそ、「攻撃を防ぐ」だけでなく、防ぎきれなかったときに何が読まれてしまうかまで考えて設計する必要があります。

  1. 見える人が多い

    フロントの端末や管理画面で、旅券画像を見られる従業員・委託先が多い

  2. 権限の管理が重い

    退職者・委託先・施設ごとの運用差まで、閲覧権限を棚卸しし続けるのは大変

  3. 漏えい時の影響が大きい

    旅券画像が流出すれば、説明・補償・信用への影響は大きい

  1. スマホで暗号化してから送る

    ゲストは予約案内のリンクから、自分のスマートフォンのブラウザでチェックインを始めます。アプリは要りません。旅券画像は端末の中で記録ごとに暗号化してから送信します。

  2. 通常業務には、必要な情報と確認結果だけ

    フロントの画面に出すのは、予約・必要な項目・本人確認の結果です。旅券画像は通常業務の画面には表示しません。

  3. 保存先と、開ける権限を分ける

    暗号化したデータの保存先と、復号に必要な権限を分けて管理します。保存先から暗号化データを持ち出されても、復号の権限がなければ旅券画像として開けません。

  1. 予約案内から開始

    予約に紐づくリンクを開き、対象・目的・保存方針を確認

  2. 旅券を撮影・確認

    対象となるゲストが旅券を撮影し、読み取られた内容を自分で確認

  3. 提供先と目的を確認して暗号化

    法令にもとづく保存と、本人用の任意保存を分けて選び、端末で暗号化して送信

  4. 現地で本人を照合

    到着後、施設の機器やスタッフが本人を照合

  5. チェックイン完了

    ホテルには必要な情報と確認結果が届く

  • ※ 旅券の写しが必要となるのは、日本国内に住所を有しない外国人の宿泊者です。
  • ※ QRコードや位置情報だけで本人確認を完了させる設計ではありません。

警察などから法令にもとづく要請があったときは、ホテルの権限者と、ホテルから独立した管理者の二者が、対象・目的・宛先・期限を確認して承認します。開示するのは対象の記録だけ。承認・閲覧・出力はすべて記録に残します。

警察などから法令にもとづく要請

ホテルの権限者

ホテルから独立した管理者

対象・目的・宛先・期限を確認して承認

開示するのは対象の記録だけ

承認・閲覧・出力はすべて記録に残します

UPBONDが特許を取得した鍵リカバリーの技術(暗号文と復号鍵を、別々の主体で管理する考え方)を応用します。

旅館業法施行規則は、宿泊者名簿を作成の日から3年間保存することを定めています。Private Check-in は、宿泊者名簿・対象となる旅券の写しと、ゲスト本人用の任意のコピーを分けて管理します。本人用コピーを削除しても、法令にもとづく保存は別に扱われます。

※ 旅館業法への対応を目指した設計です。暗号化した写しの保存や現地での本人確認の具体的な方式は、実証に先立って所管の保健所等に確認します。

Private Check-in は現在、実証に向けた準備段階です。1施設から、ゲストの登録完了率・チェックインの所要時間・開示手続きの記録などを一緒に確かめていただけるホテル・ホテルチェーンを募集します。

01

ご相談

現在のチェックイン手順と、旅券の写しの保存・閲覧の実態をうかがいます

02

確認

対象施設の所管の保健所等への確認と、現場の運用設計を一緒に進めます

03

実証

1施設で実際のゲストにご利用いただき、結果をもとに本導入を判断いただきます

※ 実証の時期・条件は、確認の結果を踏まえて個別にご相談します。

ホテルは旅券のデータを持たなくなるのですか?

いいえ。法令にもとづき、対象となる旅券の写しは暗号化した状態でホテルの記録として保存します。変わるのは、日常の業務の画面で読める旅券画像を扱わなくなる点です。暗号化した個人情報としての管理責任は残ります。

漏えいのリスクはなくなりますか?

なくなるとは言えません。保存先から暗号化データを持ち出されたときに、旅券画像として読まれる危険を小さくする設計です。ゲストの端末や承認者の端末が乗っ取られた場合など、別のリスクへの対策も組み合わせます。

旅館業法に対応していますか?

対応を目指して設計しています。具体的な方式は、実証の前に所管の保健所等へ確認します。

ゲストはアプリを入れる必要がありますか?

要りません。予約案内のリンクから、スマートフォンのブラウザで登録します。

日本人の宿泊者も旅券を撮影するのですか?

いいえ。旅券の写しが必要なのは、日本国内に住所を有しない外国人の宿泊者です。

いま使っている予約・チェックインのシステムとはつながりますか?

施設ごとのシステムを確認したうえで、実証の範囲でつなぎ方をご提案します。

旅券の写しの「持ち方」を、
一緒に見直しませんか。